【ネタバレあり】グランディアⅡを振り返る【祈りと欲望と三角関係】

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以前「グランディア」について触れたのでHDコレクションに入っている2作目も忘れてはいけないと思い今回は「グランディアⅡ」について取り上げることにしました。

また今回はシナリオの根幹に関わる設定にも触れるので前回と違いネタバレありとなっています。

「グランディアⅡ」は2000年にドリームキャストで発売し、後にPS2に移植。前作のキャラクターは2Dでしたが今作はキャラクターも3Dになりました。

RPGとしては決して悪い出来ではないのですが前作に比べて評価は低いですが、これは主にシナリオ面に理由があります。

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シナリオについて

リュード

主人公のリュードはジオハウンドという何でも屋のような職業につき、仕事の一環でエレナという少女の護衛を受けるところから物語は動き出します。

前作の主人公ジャスティンと違い旅に出るのは受け身な動機からで、前向きな気持ちはありません。

序盤はエレナの要求を受け入れたり起きた出来事に対処していく形で話が進むので、前作のジャスティンのように自分から行動を起こすこともありませんでした。

ジオハウンドになったのも後ろ向きな理由があり、それはシナリオを進めることで明らかになっていきます。

エレナ

ヒロインのエレナはグラナス教の見習い神官で、他の神官と一緒に邪神ヴァルマーを封印する儀式に参加しますが、それは失敗に終わりエレナはヴァルマーの一部にとり憑かれます。

その結果エレナの中にミレーニアという人格が生まれ、ミレーニアの人格が表に出ると同時に外見も変わるようになりました。

エレナは自分の体からミレーニアを切り離すため、グラナス教の総本山セントハイムを目指しそこまでの護衛をリュードに依頼します。

キャラクターの描写

以上が導入のストーリーですがリュードもエレナも自身の内面に向き合うシナリオです。

前作のような冒険活劇を期待していた方にとっては求めていないシナリオなので、それが評価を下げる原因の1つですね。

シナリオでの低評価の原因としては他にパーティ人数の少なさやはっきりしない三角関係も挙げられます。

前作では計8人のキャラクターがパーティに加わりますが、今作は6人でそのうち2人はエレナとミレーニアでこの2人は特定の戦闘でエレナの代わりにミレーニアが姿を現して戦闘に参加したり、2人同時に戦闘に出たりしますがシナリオの途中でパーティから抜けるのは1人だけなので、前作に比べるとどうしてもこじんまりとした印象が拭えません。

三角関係はリュードとエレナとミレーニアの3人で起き、恋愛色が強めに描写されますがリュードがどちらを選んだかははっきりしないまま終わります。

2008年のアニメ「マクロスF」は男1人女2人の三角関係が物語の軸の1つでしたが、最終回に「お前たちが俺の翼だ!」と言い切り3人の関係を曖昧なまま終わらせたことに否定的な声がありました。

はっきりしない終わり方という点でその「マクロスF」と同じような終わり方でしたね。

システム面で大きな変化がなかったのも二番煎じ感があり、前作の冒険者が時代遅れになったというような設定があるわけでもないのに、劇中でリュード以外にジオハウンドがリュードの恩人しか出てこないなど細かい粗も目につきます。

前作の世界の果てを意識したようなグラナグリフという巨大な崖が出てきますが、これをロープウェイのようなものであっさりと超えてしまうのには拍子抜けしました。

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ファンタジーとSFのバランス

ここまで読むと悪い印象ばかりつくかもしれませんが、もちろん「グランディアⅡ」にも長所はあります。

舞台になる大陸の地面にはグラナサーベルという巨大な剣が突き刺さっていますが、シナリオを進めると実は剣ではなく宇宙戦艦であることが判明。

リュードたちを載せて宇宙に出る展開があり、グラナス教が崇めるグラナスも元々は宇宙からやって来たエネルギーのような存在であることが分かるというSF的な要素が徐々に出てきます。

グラナス教が語る神話も物事を正確には伝えておらず、真相が大きくシナリオに関わりますしグロテスクなモンスターや暗く生々しいエピソードなど、前作にはない魅力もありました。

ただその結果良くも悪くも中二病的なゲームになってしまい、世界中を冒険した前作に対しあくまで一地域が舞台なこともあり、前作のようなゲームを求めていた方が望んでいたものではなかったんですよね。

それでもグランディアシリーズを始めて遊ぶ方や前作のような冒険活劇じゃなくても大丈夫な方なら楽しめます。

音楽や食事などグランディアらしさが残っている部分もあり、戦闘は相変わらず面白く理不尽さもない終盤までバランス感覚が維持されたものなのも見過ごせないですね。

HDコレクション

UI、スプライト、テクスチャアートを強化

ゲーム内ムービーの視覚効果を向上

ワイドスクリーンサポート

MSAA、ブルーム、法線マッピング、およびぼかし効果などCG処理を追加

難易度設定機能(Normal、Hard)

HDコレクションの追加要素は以下の通りで難易度を設定できるようになったので、すでに遊んだ方もこの機会にもう1度遊んでみてはどうでしょうか。

現在(2020年4月6日)発売中のニンドリにて作曲を担当した岩垂徳行さんが曲についてコラムを書いてます。

設定資料集でも2人から抱き着かれてるというね。

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