日常の終わりと被害の距離【アニメ「∀ガンダム」感想考察第3話】

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あらすじ

話はウォドムがノックスに降下するところから始まります。ウォドムのパイロット、ポゥは地球人が複葉機で攻撃してきたことに驚きビームを発射しました。

その結果被害はノックスだけにとどまらずビシニティにいたキエルとソシエの父親も亡くなります。

成人式がうやむやになった状態で帰宅したソシエは、父が死んだ現実が受け入れられず泣き叫びますが現実は淡々と進み葬式を行いました。

その最中にキースが現れロランと逃げ出す話をしますがいまいち噛み合わないまま話は終わり、ロランはシドに呼ばれてマウンテンサイクルへ向います。

そこではミリシャが∀ガンダムを戦力に加えようとしていました。

ロランとキース

ロランにとってビシニティは第2の故郷のようなものですが、キースにとっては特に思い入れのない土地であり、ハイム家とも接点がないので葬式の時も他人事です。

2人は今後どうするかを話しますがノックスの住民と一緒に逃げ回ったキースと、ソシエを∀ガンダムに乗せてビシニティに戻ったロランとでは『逃げる』ことへの考え方に差が生まれていました。

ロランは地球の住民を見捨てられないと考えますが、キースは自分の身の周りの人物だけでも守るため逃げようと考えています。

この差の原因がロランはモビルスーツを遺跡から見つけ、逃げ回ることしかできなかった自分とは違うからだとキースは指摘しました。

実際に他の住民を押しのけて逃げるしかなかったキースと∀ガンダムに乗りながら呑気な会話をしつつビシニティを目指し、シドのアドバイスで∀ガンダムを降りてからはソシエをおんぶして話をしながら下山したロランとでは襲撃後の環境に差があります。

2人は『逃げる』ことに対しての認識がずれているのですが、この体験の差があってか考えの違いは埋まりません。

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淡々と進む

キエルはノックスの状況を知らずムーンレイスの存在に戸惑うだけですが、グエンはノックスの状態に動揺することないく、ディアナ・カウンターに向かって叫び∀ガンダムを交渉のための戦力として使おうとします。

ソシエは父の死を消化できないまま遺族としてサインを済ませ、サムとジェシカと一緒に簡単な墓標を立て葬式をします。

参加するのはハイム家の4人と葬式の業者思われる人物だけの簡素なもので、その状況を受け入れられずソシエは葬式の最中にも泣きました。

一方ディアナ・カウンターでもポゥはウォドムのビーム砲を発射した罰として禁固15年を言い渡されますが、そのこととフィルが人手不足のため先送りにしたことへの感謝が合わさりこちらも泣きました。

『涙を流す』という点で同じ行動ですが、ソシエは2話かけて丁寧に描いた日常の終わりを、ポゥはディアナ・カウンターが人員に問題のある組織であることを表します。

マウンテン・サイクル

マウンテン・サイクルは文字通り山のことで、『黒歴史』と呼ばれる過去の遺物が存在する山のことを指します。

ロランが成人式を行い∀ガンダムが現れた山もマウンテン・サイクルの一種で、地名としてはアーク山と付けられていますね。

また3話から本格的に登場したシドは山師と呼ばれています。山師とは森林の伐採や鉱山の発掘を行い、そこから転じて投機や詐欺を行う人物のことも指す名称ですが、∀ガンダムの世界で山師がどういう職業を指すのかははっきりと描写されていません。

シドは考古学的な探求心で山師をしていますが、グエンから∀ガンダムが現れた場所周辺を探ることを命じられました。それが今後の話に大きく与えていきます。

マニュアル

余談ですが∀ガンダムにはマニュアルが搭載されているのですが、これが今見ると2つ折りできるタブレット端末のように見えるのは面白いです。

前回はこちら。
次回はこちら。

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