ビブリアファイトって知ってる?【ラノベ『ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌』より】

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途中までのあらすじ

高校1年生の響平は失くした黒歴史ノートを探していると、それを拾った同学年のこぐちと旧図書室で出会います。

響平はこぐちと意気投合しますが旧図書室は古い本だらけで利用者が少なく、校舎内にも図書室があるので閉鎖が決まっていることも知りました。

こぐちに惹かれた響平は生徒会に直談判し、生徒会長の提案で旧図書室の存続をかけたビブリアファイトに挑むことになります。

ビブリアファイトとは?

現実に存在するビブリオバトルを元にしたもので、お互い1冊の本をプレゼンし判定員にどちらを読みたいか選ばせ多い側が勝利になるルール。

先攻が指定した5冊の中から後攻が先に1つ選ぶルールだったり、特に条件がなく自由に1冊選ぶものまでその時々の状況で対象になる本は変わります。

ビブリアファイト自体劇中で生徒会長が作ったもので、この生徒会長が曲者なのもあって細かいルールはありません。対戦相手も生徒会が指名したキャラクターが大半です。

本の知識はあるけれど人前が苦手なこぐちが文章を作り、それを響平が発表する形でビブリアファイトをこなしていきます。

2巻では響平がある事情から1人で文章の作成から発表まで行い、こぐちが自分の存在について悩むエピソードもありました。

なおビブリオバトルには公式に定められたルールがあります。

発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.

順番に一人5分間で本を紹介する.

それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.

全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.

公式ウェブサイトより

動画でも紹介しています。

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本作について

タイトルにあるように本作は『ビブリア古書堂の事件手帖』のスピンオフで、ビブリア古書堂がメディアワークス文庫から出版されたのに対し、こちらはアスキーメディアワークス繋がりの電撃文庫から出版されました。

最初に見開きのカラーページや文章の合間に挿絵のある全2巻のラノベで、1巻にはビブリア古書堂の栞子や大輔も出てきますし、2巻には栞子の妹・文香も出てきます。

ラノベの扱い

ビブリア古書堂と同じように様々な本が出てきますが、本作では古典ともいえる本と一緒にラノベも出てきます。

1巻では『とある魔術の禁書目録』、2巻では『ブギーポップは笑わない』と『とらドラ!』がビブリアファイトの題材に選ばれました。

3作とも電撃文庫の作品であることに作為的なものを感じますが、これらの作品を『ゲド戦記』や『くまのプーさん』と同等に使う物語が他にあるのか?ということを考えると本作独自の魅力が見えてきます。

『本の知識のある女性が知識のない男性に内容をかいつまんで教える』というフォーマットはビブリア古書堂と同じですが、響平は隠れオタクなので独自の解釈を始めます。

1巻では若草物語を女子キャラだらけの日常もの、2巻ではホビットの冒険をパーティ編成が悪いと表現しました。その解釈にこぐちや他のキャラクターが異論反論をぶつけることでも話が動いていきます。

ただオタク視点で解釈するのは本作の主題ではありません。

ビブリア古書堂では本にまつわるエピソードが話の主軸でしたが、響平とこぐちが本を通じて様々な人と関わっていくのが主軸になります。

1巻では旧図書室の存続が2人共通の目的でしたが、2巻では響平と同じ隠れオタクでこぐちと同じくらい本に詳しいのどかが現れ、2人に影響を与える存在になっていきました。

のどかは隠れオタクなのがばれる場面での挙動不審さや、響平とこぐちの間を取り持つような立ち回りなど美味しい役どころです。

校内の描写が大半だった1巻に対し、2巻では近所の市立図書館でビブリアファイトをやり海に行って遊んだりもしました。2人の本に限定された小さな世界が広がっていくことがエピソード単位で分かるようになっています。

コミカライズしたマンガも存在し、こちらも全2巻で本作1巻までの内容が載っています。ラノベには手が出にくいという方はこちらから手を取るのもアリです。

壮大な伏線、複雑な人間関係といったものとは無縁で、無双転成ハーレムのどれもありません。長くもないので肩の力を抜いて読めます。

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