アニメ『魔女の旅々』への違和感【1~3話より】

アニメ
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第1話

まず1話ですがイレイナは弟子として認めてくれたフランが、一ヶ月待っても魔法を教えてくれない不満が限界を超え、それを伝えるとフランは戦うことを提案してきました。

魔法を使った戦いはフランの圧勝で、ついにメンタルが折れたイレイナに対しフランは魔法を教えなった理由は母親に頼まれたからだと伝えます。

プライドの高いイレイナを更生させるためというのが理由であることが判明しますが、まずここに違和感がありました。

イレイナを更生させることが目的なら、弟子にした時点で戦って打ちのめせば済む話です。

わざわざ魔法を教えずイレイナが我慢できなくなるまで待つ必要はなく、そもそも「自己主張できるよう育ててほしい」と頼まれてもいません。

そもそもイレイナは国中の魔女から嫉妬されたせいで、どの魔女からも弟子入りを認められなかったと思うほど図太い神経の持ち主です。自分の意思を主張できないタイプではありません。

フランの嫌がらせは『旅に出たら行く先々で他人をむやみに頼っていけない』ことを、実証するためにあえてやったというものであればまだ納得できました。

イレイナは自信過剰な性格ながらも弟子入りを認められないことにへこんでいたので、弟子入りを認めたフランに好意的な感情を持つことはおかしくありません。

そんなイレイナに対し人を簡単に信じてはいけないと教えるため、あえて冷たく接したのなら話の流れに違和感はありませんが、そういった描写はアニメにはありませんでした。

2話と3話について

  • 2話は魔女見習いを目指す女の子と出会う話。
  • 3話は2つの後味の悪いエピソードを1つにまとめたもの。

この2つはそれぞれ単独なら違和感はありません。そういうエピソードとして見ることができますが、2話と3話を比べると違和感が生まれます。

まず2話のイレイナは箒で空を飛んでいるとサヤとぶつかり、どこかの家の屋根に落下しました。

その際イレイナはサヤを抱きかかえ、壊れた屋根と負傷したサヤの手当てまでしています。

その後魔法を教えてほしいというサヤの頼みを聞いて指導しますが、実はサヤはイレイナの魔女のブローチを盗んでしました。

イレイナはそのことを知っても同じベッドで寝たいというサヤを受け入れ、サヤの悩みに理解を示してアドバイスを与えます。

一方3話では旅の途中で出会った女性に花束を渡すよう頼まれます。その花束は人間を養分にする植物の一部で、女性もその植物の擬態でした。

イレイナが花束をとある国に持ち込んだことがきっかけで、新たに犠牲者が出ました。植物のことが気になったイレイナは花束を渡された場所に向かったことで、犠牲者の存在を知るのですが何をすることもなく箒でどこかへ向かいます。

3話のもう1つのエピソードでは、魔法で瓶にたくさんの人の幸せを集める少年が出てきます。その少年は近くの村の村長の息子で、イレイナは家に招待されました。

そこには奴隷の女の子がいて村長にきつく当たられています。それを見たイレイナは一瞬、杖を村長に向けますが女の子が割ったグラスを魔法で修理だけしました。

イレイナは女の子が落ち込んでいる今がチャンスだと、少年に瓶を渡すようアドバイスしま、それを受けた少年は女の子に瓶を渡します。

後になって女の子が他人の幸せを見るのは幸せになるのかイレイナは疑問に思い、その後どうなるのか考えたくもないと思いました。

自分で焚きつけて置いて終わった後で、思い出したように幸せなのか疑問に思うという終わり方です。

3話では2話で見せた優しさはまるでなく、自分が原因で犠牲者が生まれたのを見つめるだけ。

もしくは中途半端に首を突っ込んだのに、後のことは考えたくないで済ませるキャラクターとして描かれました。

確かにどちらもいつか起きるであろう結果ですが、起きるのを早めたのはイレイナであるのに、そのことに何か思うような描写がないことが違和感を強めています。

2話を基準にすると3話は何だったんだとなりますし、3話を基準にすると2話は何だったんだとなります。

5年10年と続く長期シリーズの初期と最新のエピソードでキャラクターの言動が全然違うというのは理解できますが、2話と3話ではそうは思えません。

イレイナは魔法を使えない一般人は見下しているが、魔法を使える人物には好意的に接するスタンスだとしても2話と3話にはギャップが生まれます。

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イレイナについて

そもそもイレイナ自身冒険譚に憧れて旅を始めたので、旅をすること自体が目的で信念といったものはありません。

行く先々で言動が変わる原因はここにあり、違和感の原因にもなると考えられます。

例えば3話でイレイナは1度村長に杖を向けますが、結局はグラスを直すことにしか魔法を使いません。

イレイナが奴隷の女の子を助けたかったのか、村長に痛い目を遭わせたかっただけなのかは分からないままです。

そのまま男の子にアドバイスをし、村から旅立ち後になってから考えたくないで済ませるので2話とのギャップが際立ちました。

それにイレイナはオープニングの前に自分の優秀さと美貌について自慢しますが、2話や3話を見る限り魔女として優秀には見えません。

2話では魔女のブローチを魔法を使わず手に持った灯だけで捜していますし、3話では見ず知らずの女性から花束を受け取り、それが原因でトラブルも起こしています。

植物に対しても『自分の力ではどうしようもできないから離れることにした』といった描写もなく、大して気にもとめずスルーしたよう見えました。

3話に限れば1話のエピソードで人間不信になり『世の中クソだな』と思うようになったイレイナが、『世の中かクソであることを確認するために旅に出た』という設定の方がしっくりきます。

ここで気になるのが公式の紹介ですが、

『ニケの冒険譚』に憧れて世界各地を気ままに旅している魔女。若年ながら努力を重ね、あらゆる系統の魔術に精通する。冷静沈着でシビアな性格だが、好奇心も旺盛。

公式サイトより

このように精通するとあっても優秀や才能があるとは一言も書かれてません。

ミステリアスな雰囲気を持つ魔女。おっとりしており一見頼りないが、魔法の実力は一流。イレイナの師匠であり、彼女を気にかけ温かく見守っている。

公式サイトより

対照的にフランは優秀だとはっきりとありました。劇中の描写やこの紹介とオープニング前の自己紹介のギャップも違和感の1つです。

9話にも触れました。

© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

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