考えが分からない主人公【アニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』1話より】

アニメ

主人公の言動に引っ掛かり、好意的に見れないまま誠実なのか不誠実なのかはっきりせず話が進むので、見ていてモヤモヤしたことについて書きました。

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優しいなのかそうじゃないのか

主人公の吉田は職場の先輩に告白しますが玉砕し、同僚の橋本に愚痴りつつやけ酒して帰ると電柱の側にうずくまる女子高生・沙優を見つけ、行き場のない沙優を一晩泊めました。

まずこのエピソードですが、吉田は沙優を部屋に招いた直後に「関わるな」「俺には関係ない」という独白があります。

沙優を見捨てられなかったという演出なのでしょうが、自分から話しかけておいて部屋に入れたら俺には関係ないという発言には誠実さや優しさより『じゃあ何で部屋に連れ込んだのだろう』という疑問が浮かびました。

その後も自分の体を引き換えに男の家を転々としてきた沙優が今までのように吉田を誘惑したことに、吉田は「JKに慰めてもらうほど惨めな男じゃない」と言いますが、沙優がブラウスのボタンを開けて自分の胸を見せるとそこに目線が行きます。

更には話題が自分をフった相手の方が胸が大きいという話に移り、沙優がHカップはあると推測すると「挟まれてえ」と心の中で呟きました。

そんな吉田は沙優の誘惑を退けると説教を始めるのですが、酔って赤の他人な女子高生を家に連れ込んた翌日にそんなことをされても説得力がありません。上記のように吉田は女性や女体に興味のない人物ではないこともそれを強めています。

考えの分からない吉田

吉田は沙優が自分の体と引き換えに泊まり歩くことを受け入れいてることを、周囲の大人が原因で自分を含めてクズと断定し、その上で自分はどうしたいのか悩む場面があります。

吉田はクズの自覚があるので今まで沙優を泊めてきた他の男性とは違うということなのでしょうが、吉田がどんな考えで家出女子高生の同居を認めたのががはっきりしないため、クズであるという自覚に説得力が出てしまっています。

『ほっとけなかった』だけならば、それだけで法を犯し捕まるリスクを背負ってまで同居を認めるのは理由として弱いです。

後ろめたいことをしている自覚があり、同僚に相談し悩んでいる描写もありますが、犯罪であるかどうかの認識については描かれていないのも不自然です。

それなのに『同じクズでも俺は他のやつとは違う』というのでは、見ていて疑問しか浮かびません。

『女子高生と同居できて家事も押し付けられてラッキー』や、『酔った勢いで連れ込んでしまって後悔しているが、今から追い出して通報されるのは嫌だし、捕まるかもしれないから自分からも警察に連絡できない』といった考えなら理解できます。

犯罪者になる覚悟で同居しているというのならそれもありですが、そういった描写は出てきません。そもそも吉田と沙優の出会いからして、酔っぱらった状況で半ギレしつつ説教するというものです。

ただでさえ酔っぱらった社会人が女子高生に説教をする状況なうえに、ちゃんとした考えがないままノリや勢いで女子高生を家に連れ込んだのに、下心を小出しにするだけで内面描写はほぼ善人なので吉田がどういう人物か分からず、モヤモヤする1話でした。

社会人と女子高生が同居する話をしたかったのなら、親に決められた許嫁等のお約束な設定にした方が無難だったのではないでしょうか。

ベランダでの喫煙について

劇中沙優は自分に気を使って吉田がベランダで煙草を吸うことを優しいと評価しました。アニメから離れますが集合住宅のベランダでの喫煙はトラブルの原因です。

西日本新聞には【「どこで吸えばいいの」ベランダ喫煙トラブル、解決に限界 受動喫煙でうつ病リスクも】という表題の記事があり、全日本不動産協会にはベランダでの喫煙について状況次第で損害賠償を請求できるといったことが書いてあります。

沙優がただ優しいと評価するのはおかしくはありませんが、アニメを見る側としては吉田の不誠実さ(吉田の言葉を借りるとクズさ)を強調するエピソードになっています。

©しめさば・KADOKAWA/『ひげひろ』製作委員会

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