死神とか天使とか【アニメ『臣士魔法劇場 リスキー☆セフティ』後編】

アニメ

3巻は4巻では凝っていたり攻めた演出が出てくるようになります。

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3巻

3巻はオムニバス色が強い内容でした。

萌と優雅の初詣、桃太郎、美月、怪獣と4つのエピソードが出てきますが、この中でも特徴的なのが桃太郎と美月です。

桃太郎

桃太郎は劇で桃太郎役を演じる優雅のために衣装作りをする萌に対し、リスキーとセフティーが『本当の桃太郎はこうだった』と紙芝居で話を始めました。

それに合わせて演出も紙芝居形式で進みつつ、たまにアニメになるという思い切ったものです。

桃太郎の話も桃太郎はたくさんいて、鬼退治にもたくさんも桃太郎のが出ていき、その中の1人にセフティーがお供として同行し、リスキーも女性の鬼だらけの鬼ヶ島にいたと萌に語りました。

その桃太郎と鬼の中にお互いに好意を持つ者が出てきましたが、桃太郎と鬼の争いは止まらず宇宙戦争にまで発展します。

リスキーとセフティーはその戦争の過程で1つの体を共用するようになり、どちらも桃太郎と鬼の争いからは脱落しています。

そのため争いはまだ続いてるかもしれないを寂しげに語りますが、夜通しで衣装作りをしていた萌はちゃんと聞いてなかったというオチがつきました。

美月

美月は優雅の同級生で、1話で萌が優雅に浮気されたと誤解する原因の1つになったキャラクターです。

優雅に彼女がいることにショックを受けて落ち込んでいると、リスキーが現れ優雅を奪うようけしかけました。

美月のエピソードはBGMが流れて台詞はあっても音声が存在せず、キャラクターの動作の後に台詞が文字として出るという桃太郎以上に攻めた演出をしています。

萌を不幸にするためだとは推測できますが、美月の魂を奪いに来たリスキーが美月の恋を応援する過程がばっさりカット。

そのためリスキーの心変わりに疑問は感じますが、この演出の攻めっぷりのおかげで些細なことにしかなりません。

話の内容も優雅に彼女がいることに落ち込んだ美月が、それでも胸を張っていくという爽やかなものになっています。

4巻

4巻は最終巻ということもあり、収録された6話のうち5話を1つのエピソードに割いています。

萌たちは『運命の時』というものの影響を受け、リスキーとセフティーは1つの体ではなくなり、優雅には海璃という許嫁がいることになり、萌も優雅への好意があやふやなものへ変わり、思ってることと違うことが口から出るように。

優雅への思いの変わりようは、萌が過去の出来事を振り返るほど優雅の顔のモザイクが濃くなっていく演出で表現されました。

リスキーとセフティーの心にも影響が生まれ、リスキーは萌の魂が奪えなくなり、セフティーは嘘をつけるようになります。

リスキーとセフティーは運命の時で無理矢理変えられたことへ不満もあり、萌と優雅の関係を元に戻すため協力することを決めました。

その結果運命の時の干渉を排除し、萌と優雅は元の関係に戻ることとができましたが、リスキーは人助け、セフティーは嘘をつくという死神と天使にあるまじき行為をしたため萌の前から姿を消すのですが、その後でもう1度姿を現すところでこのアニメは終わります。

運命の時によって変えられたことが、その影響で変わったリスキーとセフティーによって元に戻るという流れもそうですが、リスキーとセフティーが萌のために協力する場面で2人の台詞はなく、2人の声優が歌う挿入歌と効果音だけという演出も印象に残りました。

このアニメは主題歌も含めて1話10分もないため、この回では挿入歌が流れていないときの方が短く、それも印象に残った理由として挙げられますね。

原作では1話にしか登場しなかったキャラクターを主役にし、そのキャラクターを中心にしつつ他のエピソードを挟むという最近では見ないアニメ化で、それが上手くいったケースとして挙げられるアニメだと思います。

前回はこちら。

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