4月発売予定の『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』の栄冠ナインには、『秋の全国大会』が新しく導入されます。
パワプロの名前はついてないものの、パワプロの系列にあたるゲームがかつてニンテンドー DSで発売しており、そのゲームには同じように春季大会というものがありました。
そのゲームのタイトルは『熱闘!パワフル甲子園』。
パワプロの栄冠ナインを元に『栄冠への道』、『ひと夏の甲子園』、『激闘サバイバル』と様々なモードを用意し、単独のゲームとして発売した本作について取り上げていきます。
栄冠への道
栄冠ナインに近く都道府県やユニフォームを自分で選ぶことができ、カードとマス目でキャラクターを成長させていくのですが、栄冠ナインにない要素として春季大会があります。
春季大会は5月に行われる2回戦までの大会で、春季大会の1回戦に勝つと夏の予選でシード校になり試合は2回戦からで、1回戦で負けると夏の予選は1回戦からでした。
1回戦に勝って2回戦に挑んだ時点で、勝っても負けても夏の大会ではシード校となります。
試合も栄冠ナインと同じでカードを選択する形式で試合を進めていきます。
また『栄冠への道』の特徴として季節ごとに練習画面のBGMが変わるというものもありました。
春(3~5月)夏(6~8月)秋(9月~11月)冬(12~2月)の4つの時期に合わせて変わるため、結果がどうあれ夏が終わったときや、冬が始まったときのもの寂しさがBGMでも感じられます。
ひと夏の甲子園
こちらも基本的には栄冠ナインと変わりませんが、期間が4月から夏の大会の終わりまでと定められています。
少子化の影響で隣の学校と併合することになった高校が舞台。
途中現れる助っ人を加えながら甲子園を目指していくモードで、甲子園に出場できた時点で目的が達成されたことになり、1回戦で負けてもクリア扱いになります。
このモードの特徴としては他に『ステータスを上げるアイテムを何回でも使える』というものも。
栄冠ナインでは「みんなのためにならない」という理由でアイテムの使用が制限されますが、こちらではマネージャーの子が「こっちは今年の夏しかないんだからそんなこと言ってられないよ!」とメタな台詞を言います。
激闘サバイバル
育成要素のない試合だけのモードで、『9回裏ワンアウト一塁三塁から2点入れる』といった課題をクリアしていく構成で、巻物というアイテムを使うことで自チーム側を有利な状況にすることができます。
またボスとして猪狩兄弟のいるあかつき大付属高校や、早川あおいのいる恋恋高校がボスとして登場しました。
来たれ!マネージャー
すごろくでマネージャーを育てるミニゲームで、サイコロを回して止まったマスでステータスが上下します。
ここで育てたマネージャーが栄冠への道に登場しました。
他にも通信要素があり、Wi-Fi通信やワイヤレス通信で他のプレーヤーと対戦できたのですが、現在通信要素は利用できません。
様々なモードを遊べる本作ですが、中でもひと夏の甲子園は別のかたちの栄冠ナインとして面白く、実況向きで1人でやるのも複数人で対戦するのにも向いているので、何らかのかたちで復活しないかなと思ってしまいます。
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