2009年にディースリー・パブリッシャーが発売したドリームクラブ。このゲームの発売から約10年後の2018年、登場したキャラクターの1人であるアイリのソロアルバムが発売しました。
ゲームの発売から時間が空いた状態で、特定のキャラクターのCDが発売されるという珍しい経緯を経たこのアルバムと、ドリームクラブという原作について。
この2つに加えて特典の楽曲を担当する双葉理保についても解説します。
ドリームクラブ
ドリームクラブは2009年にXbox 360で発売し、その後追加要素を加えてPSPやPS3にも移植されました(PVはPSP版のものです)。
タイトルと同じ名称のドリームクラブというお店を舞台にメイド服風の衣装を着たホストガールと、お酒を飲みながら選択肢を選んだりミニゲームを行うことで好感度を上げていくゲームです。
アイリは会話による感情データ収集のため、ドリームクラブで働くアンドロイドとして登場します。
このドリームクラブではホストガールが歌うイベントがあり、その楽曲をまとめたアルバムもあります。
『Project ILI ~半分は歌ってみたのデス』というタイトルで2018年に発売しました。
上記のようにアイリのソロアルバムであるため、歌唱はアイリ役の児玉明日美さんが全曲担当しています。
- Bang!~再びshowがはじまる
- TimeTraveler
- O-share is Noko ism
- Winter Hope
- Love&Share
- KOTOBA_De
- La vie en rose
- From Yokohama
- 君の空を旅して
- コイヲシテイマス~Remix
曲は以上の全10曲でドリームクラブでアイリの持ち歌であった楽曲の他に、新曲やドリームクラブで他のキャラクターの持ち歌、同じメーカーの別タイトルの楽曲もあります。
試聴できるサイトはないものの、10曲目はアレンジした TECHNOuchiさんが一部をTwitterで公開しています↓
2曲目の『TimeTraveler』と10曲目の『コイヲシテイマス』はドリームクラブで持ち歌なのでアイリが歌いました↓
1つ目の動画の後半は他のキャラクターの歌が流れるため、ドリームクラブの魅力である楽曲の多彩さに触れることができます。
3曲目の『O-share is Noko ism』はドリームクラブの続編である『ドリームクラブGogo』に登場するキャラクター、ノコの持ち歌です↓
(歌唱は2分08秒頃から)
この動画では可愛らしい振り付けも見れます。
5曲目の『Love&Share』はドリームクラブと同メーカーがPS2で発売した『THEルームシェアという生活。』が初出でした。
ドリームクラブは舞台もあり、児玉明日美さんはこの舞台版ドリームクラブにゲストとして参加してアイリの楽曲を歌っています↓
本CDは東京ゲーム音楽ショー2018で販売しており、こちらに児玉明日美さんも参加しCDの販売に喜ぶ様子をTwitterで見ることができます↓
またTGSではアイリの歌に合わせて舞台版ドリームクラブのアイリが踊るステージイベントもありました↓
双葉理保
本CDには【『See you again☆』双葉理保Ver】が特典CDとしてついていたのですが、この双葉理保も面白いキャラクターなので取り上げます。
2001年にPS2で発売した『Love Songs アイドルがクラスメ〜ト』が初出で、声優は後藤邑子さん。この作品以降同メーカーのSIMPLEシリーズにも登場するようになりました。
前述の『THEルームシェアという生活。』もSIMPLEシリーズであり、『Love&Share』を歌っていたのもこのキャラクターです。
ドリームクラブでは『ブレイク寸前のアイドルであり、ホステス役を演じることになったため役作りとしてドリームクラブで働いている』という設定で登場しました。
主人公として登場するゲームや公式ファンサイトもあります↓
こちらのゲームは『Love Songs アイドルがクラスメ〜ト』の前日譚に当たる内容。続編の『LoveSongs♪ADV 双葉理保19歳 〜冬〜』では『Love Songs アイドルがクラスメ〜ト』の主人公と付き合っています。
CDも2枚販売しており、1枚目と2枚目のギャップが強烈です↓
最近のものだと地球防衛軍にも登場しています↓
理保は後藤邑子さんが初めて演じたキャラクターということもあり、本CDの発売に合わせてブログに記事を投稿しています↓
このブログでも触れていますが、『See you again☆』は舞台版ドリームクラブのために書き下ろされた楽曲です。
少し愚痴っぽくなりますがドリームクラブはキャラクターの持ち歌を他のキャラクターも歌っています。
アイリの持ち歌も理保は歌いますしその逆もあり、これに加えて各楽曲にはカラオケとカワオケがあります。
この2つですがドリームクラブはゲーム中でお酒を飲み、ホストガールが酔った状態で歌うことも可能であり、酔った状態での歌唱をカワオケと分類しているのです。
このカワオケは歌詞を間違えたり適当な鼻歌で誤魔化したりと遊び心のこもったもので、素面で歌うカラオケとのギャップにも魅力がありました。
これらの楽曲のうちCDに収録されるのは各キャラクターの持ち歌のみで、他のキャラクターの持ち歌やカワオケを含めた全楽曲はサブスクどころか配信すらされていません。
各キャラクターごとに個性や魅力のある楽曲であり、カワオケも含めると大量の楽曲があるので、楽曲を聞くたびにサブスクや配信に対応してほしいなと思ってしまいます。
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