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映画『ガンダム GのレコンギスタⅡ ベルリ撃進』を振り返る

※以前自分のブログに書いた記事を移したものです。

あらすじ

物語はメガファウナが宇宙に上がり、Gセルフに乗るベルリがデレンセンが乗るエルフ・ブルックと戦闘するところから始まります。

デレンセンの腕もあり一筋縄でいかない相手にベルリは焦ながらも撃破できますが、とどめの直前に相手がデレンセンだと知りショックを受けました。

その後もマスク率いるキャピタル・アーミィの部隊との襲撃があり、それに対応しているとアイーダの父グシオンが補給物資とともに戦場へ。

更にはベルリの母ウィルミットまでがグライダーでメガファウナにやって来ました。

ウィルミットはキャピタル・タワーを利用するようになったのに、一向にベルリを救出できないキャピタル・アーミィに嫌気がさしたからです。

自分でベルリを捜しに来たのですがグシオンと会談する機会ができたこともあり、グシオンとはそれぞれの立場で話をしました。

ですが月で何かが建造されている事実を見せつけられ、ショックを受けることしかできません。

グシオンとウィルミットを乗せたメガファウナ教皇がどこまで把握しているかを知るためキャピタルに向かいます。

キャピタル・ガードを味方につけてベルリ達は法皇に出会うことができましたが納得できる答えは得られずキャピタル・アーミィの襲撃を受けます。

戦闘は高トルクパックをつけたセルフの活躍で勝利に終わりますが、今度はアメリアの宇宙艦隊キャピタル・タワーを攻撃するのを止めるため宇宙へ出ることになりました。

テレビ版との違い

ベッカーが輝いていました。

テレビ版でも少ない出番ながら存在感のあったキャラクターですが、収録し直したうえに映画というテレビ版より短い枠だったのでより生き生きとしています。

今作はテレビ版の6~11話を再編集したもので全体の流れは変わりませんが、演出が大きく変えられた部分が2つあります。

1つはアイーダの見た夢で、その中でアイーダは自分が周りから笑われカーヒルからも「高慢なところを治していただかないと怖くてプロポーズできません」とまで言われました。

もう1つはケルベスでデレンセンの死因がベルリであることを知り、そのことを問い詰めることです。

アイーダについは今の自分をどう思っているのか分かりやすく描写された演出だと思いますが、ケルベスについては引っ掛かる所がありました。

テレビ版のケルベスはデレンセンのことを特に引きずる描写はありません。そのためデレンセンのことで涙を浮かべ声が振るえるケルベスに違和感がありました。

それが引っ掛かるところで同じ職場にいて接点があっても特に仲良くなければ、急死しても悲しんだりせずあっさりしているのは変な描写ではないと思います。

テレビ版のあっさりした描写に違和感がなかった人間としてはあそこまで変える必要はなかったんじゃないかとも思いましたね。

単独の映画として面白いのか?

テレビ版を見たことがある方にならオススメできますが、そうでないと厳しいと思います。

マスクとの戦闘は2回ありますがマスクが一方的にベルリを意識している関係です。

ベッカーもキャラは立っていましたが、テレビ版基準なら今後の話に深く関わっていくキャラクターではありません。

ベルリのアイーダへの思いが恋であることは判明しましたが、ベルリの一方的な片思いで進展はなく、中盤で出てきた月で何が起きているのかもはっきりしないままです。

アイーダも悪夢を見るなどテレビ版とは違うスポットの当たり方をしましたが、それが伏線になったりはしません。

戦場が宇宙に移りキャピタル・タワー争奪が重要になっていくことを匂わせますが、あくまで匂わせるだけで話はそこで終わりです。

トリッキーパックや高トルクパックもテレビ版と同じ活躍しかしませんし、ベルリの思いも設定の謎のスッキリしません。初見の方はもう1つか2つ揃ってから見てみることをオススメします。

EDのPVも公開され映像に本編の画像を編集したものですが、フルで収録されているので見ごたえありです。

ちなみにガンダムに使われた歌で歌詞に『モビルスーツ』が入っているのはこの歌が初めてだったりします。

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