※以前自分のブログに書いた記事を移したものです。
今回はその原作とアニメの違いについて取り上げつつ、アニメ後のエピソードについても簡単に触れています。
アニメはマンガの4巻途中まで大まかな流れに変わりませんでしたが、それでも変更や省略された箇所はいくつもありました。
どんなマンガ?
基本的に4コマ形式ですが演出で1ページの半分くらいを1コマで使うこともあり、3巻辺りからコマを使い方にバリエーションが出てきます。
特に真帆が団体戦で初めて撃つ場面では、1ページかけて真帆の全身と沙由や瀬怜奈といった部員を映し、それから真帆の顔のアップに1ページ使うという大胆なものでした。
1話1話のページ数は少なく1巻だけで19話収録されていましたが、1話ごとのページ数は回を進めるごとにどんどん少なくなり、5巻では1話5ページになり収録数も91話から129話となっています。
ルールの違い
一番大きいのはこれですね。マンガでは40発だったのに対し、アニメは60発の合計点を競っていました。
これは現実のルールが連載時とアニメの放送時で変更されたのでそれに合わせた形です。
そのためアニメの全国大会団体戦で雪緒が626点満点と言った場面は、マンガだと436点でした。このように数字が出る場面は全部違う数字に変わってますね。
数字の違いは全国大会の参加校にもあり、マンガでは26校だったのがアニメでは30校となっています。
あきらの口調
飄々とした性格は変わりませんがマンガでは初登場からしばらくの間は語尾に「~わ」「~かしら」とつく口調でした。アニメのような口調になったのは県予選が始まってからです。
削られたエピソード
大まかな流れはマンガと同じですが、ちょっとしたエピソードがアニメでは削られていました。
例えば県予選で鶴巻先生は他校の顧問とビームライフルを妙な競技だと話していましたがアニメではカットされていました。
全国大会でも待ち時間に泉水が六法全書を読んでいたエピソードが丸ごとなくなっていましたね。
個人戦の扱い
全国大会個人戦はアニメだと12話の前半だけで終わるほどあっさりしたものでしたが、マンガでは他校のキャラクターにもスポットを当てていました。
ミサも「1人も欠けるな」と意気込んでいたのは同じですが、自分の結果が出た後は自分がファイナルに残れるか計算しています。
この作品のキャラクターらしくかっこいいことを言ってもしまりません。
るりとの接点
アニメでは個人戦の待ち時間にるりと出会っていましたが、マンガだと大会後の宮島観光で偶然出会うという形になっています。
マンガでは大会で友達になったと説明があるだけでどうやって知り合ったのかの描写はなかったので、アニメでは仲良くなるきっかけにマンガの宮島でのエピソードを持ってきました。
マンガではるりが射撃を始めたきっかけが描かれているので、アニメでは省かれたエピソードはここでもあります。
5月のライブに合わせて全楽曲の視聴動画も公開中。
作者のサルミアッキ先生は後書きで選手や協会に取材したことに触れていますが、射撃について全く知らなかったのは意外でしたね。
アニメ以降
アニメ後で最も大きなエピソードは千鳥の4人がエアライフルを始めることです。その際鶴巻の後輩であるみなもがエアライフルのコーチとして新たに登場しました。
またひかりたちが2年生になると、父親の影響で中学からエアライフルを撃っているまるが入部します。また桐谷のこまちもひかりたちと同時期にエアライフルを始めました。
全国に行けるのは5人で、千鳥の5人とこまちでエアライフルの出場者は6人のため、誰か1人が落ちることになります。
3年生は大学に進学し、ミサのように射撃をやめたキャラクターもいますが、あきらや零のように進学しても続けているキャラクターは大学との合同練習で登場しました。
泉水はエアライフルで成績を伸ばしているのに対し、ひかりは全国大会以降のスランプから抜け出せず、エアライフルに変えてもそれは変わりません。
それでも合同練習はオリンピックを夢ではなく現実的な目標として捉える場所のため、ひかりにとって刺激になりました。
それではひかりはどうなったかというと、成長の過程を一気に飛ばした終わり方をします。
まるの存在や高校から始めた花恋のように、面白いエピソードが出てきそうなキャラクターはいるのですが、話は広がることなくライフル・イズ・ビューティフルは終わりました。
イベントは中止になりましたが、OPやEDを担当したライフリング4の動画がファイナルメッセージを公開し、イベントで販売する予定だったパンフレットも公式サイトで見ることができるのですが、寂しさを感じます。
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