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戦争シェアリングに思うこと【『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より】

※辛口です

現在終盤を迎えている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。

Twitterの公式から劇中で登場する戦争シェアリングについて解説するツイートがありましたが、その内容やTwitterでの反応に対し、疑問に思うことがあったのでそれらを書いていきます。

戦争シェアリングとは?

まず戦争シェアリングについて触れますが、これはベネリットグループ含むモビルスーツ開発企業が地球の勢力にモビルスーツを提供する代わりに支払いを受け、それが宇宙開発事業の発展につながるというもの。

終盤になって解説されたこちらの設定ですが、今までの地球やアーシアンの描写を振り返るといくつか疑問がわいてきます。

アーシアンに支払い能力があるのか?

疑問に思ったのはこちらで、劇中ではアーシアンは虐げられた貧しい人々といった描写が大半でした。

地球に何か貴重な資源があり、それと引き換えに兵器を受け取っているという描写があるわけでもなく、パーメットも地球で特別に採取でできるわけでもありません。

兵器の代価は人間でGUND技術の実験体として差し出させているというのも考えられますが、それだと宇宙開発が発展できるほどの利益になるかというと疑問がわきます。

また地球側の支払いで宇宙開発が進むほどベネリットが貧しく見えませんし、地球側も発展に貢献できるほど豊かにも見えず、今までの描写から長く続けられる現象にも見えません。

『支払い』という単語を入れた結果、

  • モビルスーツ開発企業が地球側に兵器を売り、
  • 貧しい描写ばかりの地球側から支払いを受け取り、
  • 宇宙開発事業がさらに発展するレベルの利益になる。

という構図の奇妙さが浮かび上がってしまっています。

地球寮の面々は何故関わらないのか?

この地球の現状に対し、地球寮の面々はどこか他人事です。

一言でアーシアンといっても格差があるというのは分かるのですが、その辺りの言及がないため、地球の問題に関わらない(無関心な)地球寮の生徒という構図が出来上がります。

ミオリネが地球に行った意味は?

また総裁選対策の実績づくりとして、ミオリネは交渉のため地球に向かいました。

このこともベネリットグループが戦争シェアリングの当事者であるため、仮に地球のどこかしらの勢力と良好な関係が作れたとしても、それが票に繋がるのかという疑問が生まれることになります。

ベネリットグループは戦争シェアリングの当事者であるため、地球内の対立が解消されてしまえば利益は減ることに。

ミオリネが会談を開いたのが戦争シェアリングに否定的な相手だとしても、ベネリットグループ内で辞めるか縮小したいという考えが多数派でない限り、ミオリネの行動が票集めになりにくいのが戦争シェアリングの設定です。

アナハイムとの共通点?

またTwitterの反応では宇宙世紀ガンダムシリーズに何度も登場する企業、アナハイム・エレクトロニクスとの共通点を指摘する声もありますが、アナハイムは複合企業でモビルスーツや兵器ばかり製造しているわけではありません。

アナハイムのキャッチフレーズが『スプーンから宇宙戦艦まで』とあるように様々な分野に手を伸ばしています。

対立する勢力のどちらにも平気を提供する点ではベネリットと共通していますが、その利益についてはあまりありません。

具体的な描写を挙げると現在ガンダムエースで連載中の『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、軍需部門はコネづくりのためにしているもので利益はほとんどないものと描かれていました。

そのため兵器の提供が利益になるベネリットグループとは違います。

まとめ

  • 戦争シェアリングの設定が公式で紹介された
  • ベネリットを含む宇宙側が平気を提供し、地球側が支払うという設定が劇中の描写と噛み合わない
  • アナハイムとは似ているようで違う

残り1話ですが話の主軸からは離れてしまっているので、続編などがなければこの辺りの描写はあまりないままアニメは終わりそうです。

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