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アニメ版『好きな子がめがねを忘れた』に思うこと

※辛口です

2023年7月から始まったアニメ『好きな子がめがねを忘れた』。

作画や演出に力の入ったアニメではあるのですが、その力の入れようには疑問を持つところがありそれを書きました。

凝りすぎた演出

アニメの1話は朝の登校から始まります。

この登校シーンはやたらと手の込んだ内容で、主人公の小村楓がただ登校し階段を上り教室に入るまでを3分以上かけて描いていました。

この描写ですが特に伏線もなく淡々と歩く楓を様々なアングルから映してばかりのもので、作画はすごいもののストーリー的には楓が三重あいのことを好きであることが、楓自身の口で語られる以外に情報のない場面でした。

Twitterの公式アカウントでこのようなツイートがあるように、スタッフにとっては自分たちの実力を披露できる演出なのだと思われます。

ですが今後登場するキャラクターが小出しされるわけでもなく、ただ楓が登校するだけの場面に時間をかけていたため、原作やストーリー上の演出より自分たちのやりたいことをやったように見えました。

またこのやたら動く作画の影響で、原作でも気持ち悪いと表現される楓が動きがつくことでさらに気持ち悪くなっています。

この原作に関係なく自分たちがやりたいことをやろうとしている制作スタイルは本作に限りません。

アニメ『好きな子がめがねを忘れた』を制作しているのはGoHandsで、今期だと制作が同じ『デキる猫は今日も憂鬱』の1話でも同じことをやっています。

原作とのギャップ

アニメと同じ声優陣によるボイスコミックも公開されており、こちらを見ると分かりやすいのですが本作の序盤はラブコメ色は薄く、距離感がガバっているあいに振り回されるギャグ色の強い内容です。

背景も動きも特別派手な演出はせずシンプルな絵柄であるため、原作に触れた人ほど違和感を持ちやすいアニメ化ともいえます。

原作はラブコメ色が段々と強くなる内容なので、今の演出も間違っているとは断言できないのですが、序盤は青春感やエモさよりギャグの方が強いため、リアル寄りな演出もやたら動くカメラにも違和感が生まれる内容でした。

2話は1話に比べたら落ち着いた演出になっており、作画に力が入っているのは間違いないので3話以降もGoHandsの演出は抑えめで続いてほしい思ってしまいます。

またこのずれはOPにもあり、ひたすらにキラキラした演出でものすごく非日常的な何かが始まりそうな映像になっています。

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