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— 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (@gundam_hathaway) 2021年11月26日
『UC NexT 0100』プロジェクト第2弾であり、ブルーレイやDVDの販売も始まった映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。
原作小説1巻分の内容を取捨選択した内容となっていたため、変更点で気になったところや印象に残った点について触れていきます。
ハウンゼン
公式の配信でも見ることができるハウンゼンというシャトルでの描写ですが、小説では70ページ近い内容を割いています。
ギギのシートの隣が空いていることも書いてあり、映画ではケネスがギギに話しかける場面がありましたが、小説では何人もの男性が交代でギギに話しかけているという地の文がありました。
そのことを夫人たちは不満に思い、ギギへの陰口をたたく場面があるのですが、そのことについてこう書いています↓
彼女たち初老の夫人たちは、遠慮のない好奇な目に軽蔑を込めて、ギギを追いかけていたのだ。
ギギが誰かの愛人だろうという話も、映画には出てこないバーテンダーとケネスとの会話が初出です。
やがてハウンゼンはハイジャックされるのですが、その際映画ではギャプランが登場しています。
ギャプラン
小説でハイジャック犯は『機動戦士Ζガンダム』と『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するベースジャバーからハウンゼンに乗り込んでいます。
ベースジャパーとはモビルスーツを乗せて飛べ、輸送やモビルスーツを乗せたまま戦闘に参加することが可能なSFS(サブフライシステム)と分類される兵器の一種です↓
このことについて登場するモビルスーツを増やすためだったと、公式Twitterで触れていました↓
小説の登場MSが少なく、スタッフ皆でどうにかMS増やせないか考えた結果、高高度で運用できるギャプランに白羽の矢が。ちなみにこのギャプランはどこかの基地に放棄されていた組み立て途中のものを引っ張り出したので、色が途中、ロールアウトカラーなので緑らしいです。#閃光のハサウェイ質問 https://t.co/xvtYAcZWFT
— 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (@gundam_hathaway) 2021年6月18日
ギャプランも『機動戦士Ζガンダム』が初出のモビルスーツという点で、ベースジャパーと共通点あり。
SFSは小説映画どちらでも現役でマフティー側はギャルゼゾン、連邦側はケッサリアというSFSを使用しています。
ハイジャック犯
映画では6人でしたが、小説では4人です。ハイジャックの鎮圧もケネスの協力がありましたが映画ほどケネスは活躍せず、ほぼハサウェイ1人の活躍でした。
ハイジャック犯の鎮圧後、ケネスがハサウェイに失敗したらどうするつもりなのか聞く場面があります。
映画のハサウェイは『体が勝手に動いていた』と言いましたが、
「どうもしない。一緒に、海に落ちていたか、保健衛生大臣のようになっていただけのことだ」
小説ではこう発言したため、映画よりハイジャックのような非常時に慣れた印象を受けます。
また小説ではハイジャッカーという名称でしたが、映画ではハイジャック犯に変わっていました。
それとアデレード着陸後の乗客から感謝される場面ですが、『孫のようなハサウェイにきつい抱擁と接吻をする夫人もいた』という描写があったのですが、他の人たちに紹介したいという流れに変わっています。
ゲイス
調査局の部長として登場しハサウェイの事情聴取をしたゲイス。
登場は映画と変わらずハンドリーと同時に登場しますが、小説ではハンドリーがいなくなると癇に障る口調に変わるキャラクターでした。
ハサウェイに事情聴取を求める場面のやり取りや、ハサウェイの返事を聞かなかったのは映画と同じでしたが、
眼鏡の男は、ハサウェイの返事もきかずに立ちあがっていた。この挙動にも、一般の人間を人間と思っていないところが臭った。
このような地の文が小説では付け加えられていました。
公式サイトで優秀な人物と書かれ、劇中でもハサウェイに対しギギとの仲を茶化したため、原作とは大分印象が変わります↓
すでに2作目は小説から内容が大きく変わることが発表されているので、言動や立場が変わるキャラクターになるかもしれません。
ホテル襲撃
ガウマンのメッサーが深夜にホテルを襲撃し、ハサウェイがギギを起こしてエレベーターに乗ろうとする際、映画では中年の男女に突き飛ばされます。
小説ではこの男女がエレベーターのボタンを押し、若い男女がいることを訝しむという構成になっていました。
ハサウェイが自分たちもホテルの客であることをきつめの口調で主張する流れは同じなので、この場面に説得力を持たせるため変更したのだと思われます。
またハサウェイがエスメラルダと合流せず、そんなハサウェイをエスメラルダが追いかける場面で、エスメラルダはハサウェイのことを気にかけていました。
この場面ですが小説では『ガキと一緒なのはどういうことだ』と心の中で毒づいています。
ミヘッシャを通してギギのことは知っていたのですが、そこを踏まえても『旅の途中で知り合った女の子を大事にする男の図にしか見えなかった』とも表現していました。映画に比べて辛辣です。
クソテロリスト
映画は小説に比べて連邦軍の横暴さやそのことへの反応が抑えられていました。
ガウマンが乗るメッサーによるホテル襲撃後、グスタフ・カールとの戦闘に入りガウマンは街を背にする戦い方をします。
グスタフ・カールが街の被害を省みず攻撃する点は同じですが、若干ためらった描写のある映画に対し、小説ではすぐに攻撃しガウマンを驚かせました。
翌日電波ジャックされた映像を見て、マフティーに毒を吐く一般人のやり取りがあり、クソテロリストと言っていた側の台詞は、小説だとマフティーよりキンバレーのモビルスーツ(つまり連邦軍)の方が街に被害を出していたという台詞でした。
マン・ハンターの横暴さは、モビルスーツが出てきたことで映画ではより強調されていますが、マン・ハンターは警察の組織なのでケネスや連邦軍とは立ち位置が違います。
また映画ではカットされていますが、小説ではマフティーの攻撃で300人以上の犠牲者が出たことがケネスの口から語られています。
カヌーの少年
ハサウェイをカヌーに乗せた少年は、映画では軽くハサウェイと会話しただけでした。
小説では連邦政府への不満を持ちつつ、自分がどんな依頼を受けたのか理解したうえで知らなくていいことは知らないまま、バカはバカのままの方が楽だという考えを口にします。
そのことを小説ではこのように書きました↓
知らないですませられものは知らないですませるというのは、庶民の知恵の一部なのだ。(中略)自分たちにとって、知っては危険なことは知らないですませる、ということなのだ。
カヌーの少年は「暇なんだね」の一言で有名なタクシーの運転手と同じように、マフティーを消極的に賛同しつつも、積極的に肯定しようとはしない一般人として描かれています。
マフティーのロゴ
映画で登場したマフティーのロゴ。小説ではこのようなロゴはありませんでしたが、マフティーのロゴらしきものは小説上巻の表紙のヘルメットに描かれていました。
おんぼろ潜水艦
映画でゴルフはおんぼろ潜水艦を沈めたことを口にします。
これは映画ではカットされましたが、ケネスが骨董品の潜水艦をマフティーの捜索で持ち出したエピソードが元になっています。
潜水艦があっさり沈められたのは映画と同じですが、この潜水艦にマフティー側のモビルスーツが見つかってしまったため、拠点の位置を特定されないために出撃を早めなければいけなくなるという流れでした。
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